太陽光パネルを洗浄する場合は、ガラス用の中性または弱アルカリ性の洗剤を薄めて使用するのが推奨されています。
しかし、太陽光発電所は、山間地や田畝の近く、または住宅にも隣接しています。幾ら薄めてとは言え、相当量の洗剤を使っての洗浄は、土壌への影響や地下水への影響を考慮せざるを得ません。
さらに、洗剤を洗い流す為に多くの水も必要になります。
また、使用する洗剤の種類や量によっては、動植物の生息もしくは生育に支障を及ぼすおそれがあるものとして
「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律」(化学物質排出把握管理促進法、又は単に化管法)によって定められている(平成13年4月から実地)
「PRTR制度」
による国への届け出と管理が決められています。
加えて、水道水をそのまま使用してパネルを洗うと、水道水に含まれるカルキなどの成分や水垢がパネルに付着して残ってしまう場合があるため、あまり推奨されていません。水道水での洗浄は、新たな汚れの原因になります。
また、地下水や河川水など自然の水を使うとホコリや砂がパネル表面を傷つけたりする恐れがありますので、絶対に避けるべきです。