Sustainable development goals

生分解性プラスチック研究会

今や「社会の悪者」となったプラスチックです。なかでも、海洋への影響は大きく、2050年までに海洋中のプラスチックが魚の重量を上回ると言われており、マイクロプラスチックによる生態系や人体への影響も危惧されています。しかし、プラスチックの無い生活、社会は考えられません。

生分解とは、微生物の働きにより、分子レベルまで分解し、最終的には二酸化炭素と水となって自然界へと循環していく性質をいいます。「生分解性プラ」の生分解度は、国際的に規定された試験方法と、定められた基準により審査されます。さらに、重金属等の含有物、分解過程(分解中間物)での安全性などの基準をクリアした製品だけが、生分解性プラマークをつけることができます。
様々な分野で、生分解性プラスチックの導入が進んでいますが、価格が石油由来のプラスチックに比べて高価となることもあり日本での普及はまだまだ不十分です。

私たちは、海洋性生分解性にこだわった生分解性プラスチックの普及や活用範囲の拡大の為、生分解性プラスチックの低コスト化への研究開発、製造過程での安定性の向上、実用に向けた製品開発など生分解性プラスチック普及に向けた研究・開発に取り組みます。

生分解性プラスチックに関する情報は、「日本バイオプラスチック協会」のホームページをご参照下さい。

生分解性プラスチック活用への取り組み
生分解性プラスチックでお箸(割り箸)を作りました。

株式会社ダイセル様のご協力の下、酢酸セルロースでお箸(割り箸)を作りました。
天然由来の素材から作られ、使用後は自然に戻る酢酸セルロースは、環境にやさしいセルロース系樹脂として注目されています。